軽度認知障害(MCI)の薬

軽度認知障害(MCI)に薬はあるの?

 

認知症になる一歩手前の予備群の段階を、軽度認知症(MCI)と言いますが、この段階で薬はあるのでしょうか?

 

答えは、軽度認知症(MCI)の薬はありません。

 

 

認知症にはいくつかの処方薬がありますが、軽度認知症(MCI)の段階では薬は一般的には処方されません。

 

この一般的にはというのが微妙なところなのですが、なぜなら軽度認知症(MCI)はまだ保険適用になる病気ではないからです。

 

 

日本の医療制度では、病名をつけなければ、医師から薬を出してもらうことはできません。もし、病気の一歩手前の段階で薬を出していたら、予防薬の意味合いでサプリメントと同じ扱いになってしまいます。もし、そんな処方をしていたらとても国の医療財政は持たないですよね。

 

ですから、病名がつかない段階では、薬は処方できない仕組みになっているのです。

 

 

では、軽度認知症(MCI)はどうかというと、まだ認知症とは確定診断されていない段階です。

 

ただし、認知症の場合は他の疾患と違って、明確な診断基準がありません。

 

似たようなケースで、糖尿病予備群という言葉を聞かれたことがあると思います。糖尿病の一歩手前ですが、糖尿病の場合は血糖値などの数値で明確に基準が定められています。ですから自分が予備群かどうかも分かりやすいですよね。

 

それに対して、認知症は長谷川式などの簡易検査はあっても正確なものではありません。なので、明確に認知症なのか軽度認知症(MCI)なのかの境界線が定義されていないのです。

 

 

実際には明確な基準がないため、認知症の確定診断は医師個人の見方によって違いがあります。

 

なので、軽度認知症(MCI)でも薬を処方しているという医師もいますが、「軽度認知症(MCI)の段階でも薬は処方するけれど、カルテには診断名を認知症と書いている」というのが正確なところです。そうしなければ、保険制度上薬は出せないからです。

 

家族が困っているなら薬を出しておきましょう。でも本人がそこまで心配するようならまだ認知症とは言えませんね、というような対応が多いようです。

 

本人の物忘れの自覚がどの程度あるかは、認知症なのかどうかの一つの判断基準になるからです。

 

 

どうしても心配であれば、そこまでしてくれる医師を探して薬を処方してもらえば、現在認知症に使われている薬を、軽度認知症(MCI)でも処方してもらえるかもしれませんね。

 

認知症の薬では改善できない?

 

そこまでして認知症の治療薬を処方してもらっても、現在の治療薬には残念ながら改善することかはありません。臨床試験のデータからも進行を遅らせるという程度しか証明されていません。

 

処方薬を飲んだとしても、それは少し効果は期待できる予防薬程度に考えておいた方が良いでしょう。

 

もちろんそんなに症状がひどくなければ、薬を処方してもらうのは無理かもしれませんが・・・。

 

 

このようなことからも、軽度認知症(MCI)が心配になった早い段階から、認知症の予防と対策を考えなければ、認知症になってからではもう遅いのです。

 

 

認知症は一度進行してなってしまったら、もう元に戻すことはできません。

 

  • 最近物忘れがひどいな・・・
  • 軽度認知症(MCI)なのかな・・・

 

と思ったら早めに検査をして、早い段階から予防と対策を考えましょう。

 

 

軽度認知症(MCI)をチェックする方法

 

認知症にならないための予防サプリメント